介護科の井上です。
12/19(土)に大阪介護福祉士会主催の研修に参加してきました。
「介護職の倫理の実践的理解と展開」という内容で、介護職の職業倫理について学びました。
「倫理(学)」というのは大変奥が深く、それぞれが置かれている立場や経験によって解釈の度合いも違ってくると思いますし、何度も立ち止まりながら考えていかなければならないと感じます。
日本介護福祉士会が定める「日本介護福祉士会倫理綱領」というものがあります。
1.利用者本位、自立支援
2.専門的サービスの提供
3.プライバシーの保護
4.総合的サービスの提供と積極的な連携、協力
5.利用者ニーズの代弁
6.地域福祉の推進
7.後継者の育成
といった7つの項目です。
それぞれの項目に倫理綱領と行動規範が明示されています。
(詳細は日本介護福祉士会ホームページにてご覧頂けます。)
介護の知識や技術、法制度や社会的背景が日々アップデートされていく中、その変化に対応していく柔軟さや向学心が常に求められます。しかし軸になるものは、やはりこういった「倫理綱領」になるのかなと思います。
表立って語られることのない部分ではありますが、どんな職業の方でも、倫理観が心の中にしっかりと刻み込まれている方は深みを感じます。
自分もそんな介護福祉士になれるよう精進したいなとしみじみ感じました。
ケア現場の倫理に関しては、以前勉強会を開催させて頂きました。
その際資料作成に活用させて頂いた書籍です。
箕岡真子先生と稲葉一人先生の共著になります。
多様な視点・視野が求められる介護倫理について事例などを通じ丁寧に分かりやすく解説してくれています。