2022年1月31日月曜日

第34回 介護福祉士国家試験

昨日は第34回介護福祉士国家試験が全国で実施されました。

受験された皆様、お疲れ様でした。


介護福祉士国家試験は平成元年から始まり、今回で34回目を迎えました。

第1回(平成元年)の受験者数は11,973人、合格者は2,782人(合格率23.2%)から、第26回(平成26年)には受験者数は154,390人、合格者は99,689人(合格率64.6%)とピークをむかえます。

しかし3年後の第29回頃から、受験者数は減少傾向にあります。

(昨年の第33回は受験者数84,483人、合格者59,975人(合格率71.0%)

減少の要因は実務者研修の義務化やその他介護を取り巻く社会状況なども大きく影響していると考えられています。


広く言われていますが、厚生労働省のデータでは2025年度末には約245万人の介護人材の需要に対し、約55万人が不足するとされており、この差は今後ますます大きくなっていくと予測されています。

その為に介護従事者の処遇改善や外国人実習生や留学生の受け入れを国は取り組んでくれています。

私たち介護福祉士も国家資格を保有し、介護のプロフェッショナルとして誇りを持って社会で活躍していくためには常に自己研鑽を欠かさず、資質の向上に努めなければなりません。


2月12日は介護福祉士の職能団体である日本介護福祉士会の創設記念日です。(1994年創設)

日本介護福祉士会は1995年に介護福祉士の倫理網領を定めています。

この国家試験日を、既に資格を有している私たち自身の介護福祉士としての”自己点検日”にするのも良いかもしれません。