生活介護研究所、福野初夫氏の研修に参加してきました。
実は介護士仲間から、「福野さんの研修は面白くて、勉強になるよ」と噂を聞いており、すごく楽しみにしていました。
今回「福祉機器について」ということもあり、色々な福祉機器(福祉用具)についてのレクチャーがあるのかと思いきや...。
冒頭いきなり、「ICTやなんかの福祉機器の話はほとんどしません!」との事。
この時点でもうすでに「今日来て良かったな」と感じる言葉の説得力がありました。
福祉機器とは「生活用具」なんだ、というお話から始まり、多くの興味深いお話を聴かせて頂くことができました。その中から、いくつかトピックス的にお伝えしますので、ご興味を持たれた方はご自身で深めて頂ければと思います。
・私たちが日常取り扱う、ご利用者の生活用具の「数字」を理解していますか?
例えば、マットレスの幅、長さ。車いすの座面の幅、介助バーの長さなど。
そういった数字が理解できていない状況で正しいセッティングはできない。
正しいセッティングができない ➡ 安心・安全な生活に支障をきたす
安心・安全な生活を守る為には、まず根拠となる「数字」を理解しましょう。
・「ターゲットケア」という考え方
・正しいセッティングの基本 = 高さ =下腿長
※下腿長:腓骨小頭~足底までの長さ
・「こうあるべき(根拠)+α」の考え方
・余計なことをあれこれ考えるより、ご利用者を「笑わせて」
「笑い」は何物にも代えがたい元気の源。
・車いすの整備(清掃、空気圧、座面、ブレーキ調整等)は介護士が行いましょう。
構造、仕組みの分からない物をご利用者に使用して頂いてるの??
などなど。
確かに生活用具について触れられたのは車いすぐらいでした。
しかし「目からうろこ」なお話ばかりで学び多き時間でした。
ハーモニィーのスタッフともどんどんシェアしていきたいと思います。
※2月22日、にゃん、にゃん、にゃんの日にちなみました。特に本文とは関係はありません。
福野氏のブログ【全力!!「おっちゃんの、、、全力つぶやき」!!】
https://blog.goo.ne.jp/fukurou820