2021年1月29日金曜日

Think Swallow

 老健事務課です。


ご利用手続きの際、支援相談員にてご希望者様の状態を聞き取りしております。

例えば、ご入院歴や通院歴、生活動作の確認として排泄や更衣の状況、お食事の内容など多岐にわたります。


お食事とあわせて、嚥下(飲み込み)の状況もお聞きします。飲み込みにくいことがないか、むせることがないか、などです。

この嚥下能力、年齢とともに低下してきます。早ければ40代から能力が落ちるのですが、訓練次第で低下を防ぐことができると言われています。


飲み込みは、食べ物の認知から始まります。視覚で物を判断し、食べるペースを考えます。認知症の方が誤嚥しやすいと言われるのは、飲み込み動作の第一段階、食べ物(食材・硬さなど)の認知が十分に行えていない可能性があります。上手く飲み込むことができない場合、誤嚥による肺炎を引き起こすこともあります。


            (看護roo!イラスト集より)




むせやすい場合は、飲み込むことを意識するだけでも誤嚥予防につながると言われており、世界でも行われている嚥下訓練法です。

「Think(考える)Swallow(飲み込む)」


ムセが気になる方は専門医の指導を受けつつ、飲み込みを意識することも試みては如何でしょうか。