当施設のリハビリテーションのサービスの一つにハーモニィー・ワンセルフがあります。
ハーモニィー・ワンセルフは3ヶ月間で集中的に運動に取り組んでいただき、自立した生活が送れるようになることを目指すサービスです。
ご利用開始時と終了後でどれだけ変化があったのかを検証するために、すべての利用者様に対して体力測定を実施しています。
今回はその測定方法の一部をご紹介させていただきます。
【開眼片脚立位】
いわゆる片足立ちです。目を開けたまま片足立ちができる時間を測定します(左右の脚同士が触れないように)。
【Time Up & Go Test(TUG)】
リハビリのバランスの検査によく用いられます。
椅子から3mの距離にコーンなどを設置します(椅子の前脚からコーンの中心まで)。
椅子から立ち上がり、コーンの奥側を周り、戻って椅子に座るまでの時間を計ります(歩く時間だけではなく立ち上がる瞬間から戻ってお尻が椅子に着くまで)。
それぞれの測定結果を下記の表に当てはめると自身のバランス能力がどの程度なのかを知ることができます。
例えばTUG14秒、片足立ちの左右平均が10秒の場合「レベルD 転倒の可能性大」ということになります。
高齢になっても適切な運動を継続すれば身体機能が向上する可能性は十分にあります!ハーモニィー・ワンセルフではたくさんの方が身体機能を向上させ、それぞれの目標を達成して卒業されています!コロナ禍で運動不足となりがちな今こそ運動に取り組みましょう!
※上記の検査は、そのものにも転倒のリスクがあります。バランス能力が著しく低下している場合は、お一人で検査を行わないでください。
作業療法士 G