2020年10月20日火曜日

看護科

 本日は、回想法について紹介します。

過去の出来事を思い出すことが自分の人生を見つめ直すきっかけとなり、日々の生活への意欲を回復させることにもつながるのです。

思い出したことを人に話すという行為が脳を活性化させますし、「懐かしい話を共有できる仲間がいる」と感じることが多くの高齢者に精神的な安定をもたらしています。

また、認知症になり、最近の出来事を忘れやすくなったとしても、自分の若い頃や幼い頃の記憶はしっかりと残っていることが多いとされています。
回想法は、この「過去のことは覚えている」という認知症の特性を活用した療法であるともいえます。




介護科の発案で、懐かしいものを展示しています。

回想法の効果

心が落ち着く


寄り添って笑う老夫婦

認知症の進行を穏やかにする

脳の話をしながらオッケーサインを出す若い女性看護師

見て、聞いて、思い出して、お話しをすることは、大事な回想法です。皆さんも活用してみませんか?