先日2日間に渡り、介護記録に関する研修を受講させて頂きました。
講師を務められたのは、社会福祉法人功徳会・にちげつの光津守の施設長で大阪介護福祉士会の外部理事でもある矢島繁一先生でした。
矢島先生の講義はテンポよく、非常に楽しい講義で介護記録を記述する上で最も大切な「気づく」という部分を分かりやすく、笑いを交えながら講義して下さいました。
「気づくチカラ」
①バームクーヘンが1つあります。これをナイフを使って8等分して下さい。
但し、ナイフで切れるのは3回だけです。
②てるてる坊主の代わりに、ガムテープがつるされています。それはなぜでしょう?
③トンボ、猫、メダカがいます。
このうち、呼んでもトンボだけは振り向きませんでした。いったいなぜでしょう?
※答えは記事の最後に記述しています。
なぞかけのような問いですが、私たち専門職は時にその「専門性」という部分にとらわれてしまい、物の見方、考え方に柔軟さを欠いてしまっている場面もあるように感じます。
現在ハーモニィーでは非常事態宣言下での集団研修は中止しており、閲覧形式の施設内研修を実施しています。今回の矢島先生の介護記録研修も何かの形で職員間で共有できるようにしたいと考えています。
また矢島先生が施設長を務めておられる特別養護老人ホーム・にちげつの光は事業所内での取り組みなども大変興味深く、認知症ケアの目指すべき姿を実践されており、素晴らしいと感じました。ご興味を持たれた方はぜひ検索などしてみて下さい。
今回の研修で参考にされていた書籍です。
具体例が多く、見やすく堅苦しくなく介護記録について学べました。
①の答え
真ん中を横に半分、次に円を4分の1に。
②てるてる坊主をつるすのは何の為? ➡ 晴れるため
では、ガムテープは? ➡ 貼れるため
③トンボは・・・虫 ➡ 無視だから